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スタジオサークルの写真は、とてもシンプルで簡素です。一般的なフォトスタジオの記念写真を唯一無二の芸術作品とするならば、わたしたちの写真は、量産可能な工業製品のようなものと考えています。斬新な構図、芸術性あふれるライティング、カメラマンのセンスによる情緒的ショット。スタジオサークルは、このようなクリエイティビティをふんだんに盛り込んだ写真に興味を持ちません。フォトグラファーの個性によるアプローチを、表現として写真に反映させることもありません。また、時代とともに変わっていく写真のトレンドや流行を追いかけることもありません。なぜなら、写真の本質的な主役は、決してカメラマンの主観や美意識ではなく、そこに写り込む被写体や要素そのものであるからです。

「写真とは、世界の”端的な模写”である」これは、ある写真家の言葉です。わたしたちは、写真の本質は”記録”であると考えます。そこには決してカメラマンの閃きや創造性が入る余地はなく、フレームに写り込むマテリアルそのものこそが重要であり、100%の主役であり、写真のすべてなのです。華やかな衣装、テーマパークのような撮影空間、思わず夢中になる遊び道具など、時代とともに移り変わっていくであろうあらゆる要素からも、距離を置いています。つまり、スタジオサークルが考える写真とは、フォトグラファーやフォトスタジオによる創作的な自己表現ではなく、あくまで被写体の状況を淡々と”記録”したものです。

さて、私たちが”記録”する親子写真は、誰もが望む明快な[基準]に基づいて撮影されています。それは、自然な笑顔で、カメラ目線であること。スタジオサークルでは、この基準を満たす親子写真を”いい写真”と定義しています。

ふだん我が子を写すほとんどのシーンで、「カメラを見て」「ニッコリして」という言葉をかけながら、シャッターボタンを押しているはずです。カメラ目線で笑顔の写真は、みんなが本能的に写したくなる”いい写真”なのです。

”いい写真”のエッセンスは、いつの時代も普遍です。スタジオサークルは、このたったひとつの”いい写真”の基準をもとに、親子の記録をたくさん残していきたいと思っています。